今朝の新聞でドイツ初の女性首相メルケルさんについての記事を読みました。
首相交代を前にし、16年間の表舞台から姿を消そうとしておられますが
とても忘れがたいリーダーのお一人です。
彼女は言葉で国民を引きつけたとも言われています。
何十万の人々がシリアを追われたとき「私たちならできる!」と市民に呼びかけ難民を受け入れました。しかし市民の不安や不満は増長し、首相へのパッシングが続きました。ついには党首の座を退き、政界からの全面引退を表明するに至ったのです。日本を含め国際社会は具体的な援助をしなかった時です。
彼女は、難民救済への批判が噴出する中、今後の対策を述べる際に述べました。「苦しむ人に手を差し伸べたことを謝罪しなければならないのなら、ドイツは私の国ではありません」
心に届きました。受け取りました。一人の人間としての心の深さを見ます。彼女には「お母ちゃん」という愛称があるそうです。愛する民衆を、体を張って守り抜こうとする母の姿があります。
彼女に倣いせめて縁する周囲の方々に、真心こめて向き合えれば幸せです。