相模原市民会館で表記の講演会が持たれました。講師は、毎日新聞論説委員の野澤和博氏。内閣府障害者政策委員会の委員や大学で教鞭も執っておられます。
「長男が自閉症と知的障害というユニークな障害を持っています」という自己紹介から始まりました。お住まいの千葉県で障害者の生活を改善する福祉条例原案作成の座長としてご活躍された実践家です。
明年4月から施行される障害者差別解消法。差別的取扱禁止とは、そして合理的配慮をどう考えるのか・・・現実的な問題提議を共有しながら参加者皆で考えました。
そして、障害者に配慮した社会作りはユニバーサルな効果として社会を根底的にやさしくするということに思い至りました。
損か得か、義務か権利か、あるいは差別かどうかといった二律背反的な捉え方ではなく、障害を正しく理解しその上で適切な対応が望まれます。
8分咲きの桜並木を眺めながら、お役に立つためにはもっともっと力を付けていかなくてはと思いました。