「今はただ一つの道しかない、それは前進だ、おそらくは試練と苦難とを通しての前進であろう、けれども前進だ」ノルウェーの探検家フリチョフ・ナンセンの言葉です。少し難しいかもしれません。でも「一歩」前進することを想像したら今日やることが見えますね。アゴラはキミと共に「今日より明日へ」と前進します。

あれから10年

明日10回めの3.11がめぐり来ます。
単純計算で3650日が経過したのです。「もう」と言うべきか、「まだ」と言うべきか。軽々に表現できず迷う自分がいます。
被災された多くの方々のことを思うと胸が潰されるようです。
突然に日常を奪われ、ふるさとを追われ、身近な人との別れを強いられた事実。想像を絶する現実です。
テレビの番組はシフト編成をして、記録ビデオを流し、取材で得たその後の人々の営みを報じます。何が変わったのか、どう備えるのか。まだまだ自分事として捉えきれない私がいます。
震災の翌年5月、訪れた被災地のだだ広い野原と遠くに広がる海を思い出します。
震災の年に生まれた塾生のハルくん。小学3年生です。震災前と後の航空写真を広げて「こんなことがあったんだよ」と語り継ぎました。       合掌