アゴラが推進しているWEB教材「ことばの学校」に「私の本棚」というコンテンツがあります。
ダウンロードした本を読み終わって「記録する」ボタンを押したら・・・あぁら、嬉しい、それは瞬時に「私の本棚」に収納されます。バーチャルではありますが、子どもたちは、時折りアクセスしては満足げに一冊一冊を確かめます。
小学3年生のTくん。国語力を伸ばしたいと通塾し、今や彼の「本棚」には100冊を超える本が並んでいます。この2年間、ご両親が最大に応援して下さる中、コツコツ読みためてきました。たまにお父様が同伴されるときは誇らしげに「本棚」披露。「おう、頑張ったな」。お褒めの言葉が彼のモチベーションになります。
「魔女の宅急便」の著者、角野栄子さんは、小学1年生の子や孫に買ってあげるなら、ぜひ薦めたいものがあるそうです。それは「本棚」。小さなものでいいそうです。「読んで好きになった本を一冊ずつ入れていけば、かけがえのない宝箱になります」そして「成人になる頃には自分だけの本棚ができあがっているはず」とも。
本を読む目的は楽しむためだけではありません。自分では経験できないことを追体験でき、喜びや感動と共に、苦労や心の痛みにも触れることができます。それが心を豊かに耕し、精神の骨格を築いていくのではないでしょうか。
私は本が大好きです。こればっかりは子どもたちに感染させたいなァと思います。