先月、第158回芥川賞に輝いた「おらおらでひとりいぐも」。
著者は若竹千佐子さん。63歳での受賞です。
「人生の終盤で、こんな晴れがましいことが私に起こるなんて」と喜びを
あらわにしてシニア世代に元気をくれています。
私も大いに励まされた一人です。
岩手大学教育学部卒とありますから、教職に就くコースだったのでしょうが専業主婦に。そして、子どもは独立し夫に先立たれた今、「母や妻の役割を終えた女性は、もう自由だと思っていいのではないでしょうか?」と きっぱり。ですよね。
彼女は主人公の桃子さんに語らせています。
「おらはおらに従う」「まだ戦える。おらはこれからの人だ」
もうすぐ弥生3月。私もつんのめるほど前向きに今を楽しむつもりです。(笑)