「今はただ一つの道しかない、それは前進だ、おそらくは試練と苦難とを通しての前進であろう、けれども前進だ」ノルウェーの探検家フリチョフ・ナンセンの言葉です。少し難しいかもしれません。でも「一歩」前進することを想像したら今日やることが見えますね。アゴラはキミと共に「今日より明日へ」と前進します。

論理の時代がやって来た

買ったばかりの「国語が変わる」を鉛筆片手に読み上げました。

出口汪氏の3年前の著書です。2020年の大学入試改革を前にして国中がワサワサしまくっていた時 上梓されたものです。(今でも完全に落ち着いてはいませんが)

一読して感じたことは、この2年、アゴラで進めてきた「論理エンジンキッズ」のまさに総まとめだということでした。子どもと1対1で学びを深めた私にとって、改めて「国語教育に『論理』を取り入れることの正しさがよく理解できました。

出口汪 著(2016・4)

時代が変わることと、教育が変わることは同義だと思います。

新指導要領に基づいて、高校の教科書は「論理国語」「論理英語」と教科の名称が変わるそうです。日本語について、国語教育について、私たちは目覚める時代を迎えています。

出口先生の以下のお言葉を紹介します。

「30数年ぐらい前に大手予備校で『国語は論理の教科だ』と宣言した。あの頃

論理などと言う人は誰もいなかったので、ほとんどの先生から批判されることになった。

しかし目の前の生徒の学力が驚く程伸びたために、口コミで評判が広がり・・・」

「子どもの脳は6歳でほぼ大人の脳の80%が出来上がり、12歳で大人並みの脳になる」

「記憶することや計算することだけが勉強だと思っている子ともの脳に『論理』という

新しい建物(考え方)を建てるという取り組み」

「論理的に考えることを習慣化することが学力向上の最も有効な手段である」

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