「今はただ一つの道しかない、それは前進だ、おそらくは試練と苦難とを通しての前進であろう、けれども前進だ」ノルウェーの探検家フリチョフ・ナンセンの言葉です。少し難しいかもしれません。でも「一歩」前進することを想像したら今日やることが見えますね。アゴラはキミと共に「今日より明日へ」と前進します。

Hさんの時間

先月入塾したHさんの時間はゆっくり進みます。

考えて反応するのに若干時間がかかるかな?という程度なのですが。

クラスでグループ学習の機会があり、先に進みたいお友だちから「聞いてるの?」と言葉のつぶてが飛んできたこともあるとか。

彼女はアゴラでは1対1で算数を進めています。2学年ほど遡った内容を、反応を見つつ、答えを待ちつつ、良いところは褒めつつ・・・できるように教え、問題を解かせ、できたら次へ。ゆっくりですが、確かな手ごたえがあります。帰り際には私へのご褒美のように「楽しかった」と言ってくれます。

「多様性の尊重」と声高に叫ばれていますが、そこには徹底して相手の立場や特性に寄り添う覚悟が必要です。接する側の自らを変える努力をして初めて共有できる安心の感覚です。

特別支援教育のエキスパート、上野一彦先生のことばに「私たちの教え方で学べない子にはその子の学び方で教えよう」とあります。教えるこちらの想いや工夫で子どもたちは伸びるのだと信じ自分磨きに努める日々です。

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