小さい秋が立ちました 瞬間吹き抜ける朝方の涼風。耳を澄ませば夜には虫の音が!  季節が移ります。さぁ、今年の第2ラウンド。あなたはどのようにチャレンジしますか?

Hさんの時間

先月入塾したHさんの時間はゆっくり進みます。

考えて反応するのに若干時間がかかるかな?という程度なのですが。

クラスでグループ学習の機会があり、先に進みたいお友だちから「聞いてるの?」と言葉のつぶてが飛んできたこともあるとか。

彼女はアゴラでは1対1で算数を進めています。2学年ほど遡った内容を、反応を見つつ、答えを待ちつつ、良いところは褒めつつ・・・できるように教え、問題を解かせ、できたら次へ。ゆっくりですが、確かな手ごたえがあります。帰り際には私へのご褒美のように「楽しかった」と言ってくれます。

「多様性の尊重」と声高に叫ばれていますが、そこには徹底して相手の立場や特性に寄り添う覚悟が必要です。接する側の自らを変える努力をして初めて共有できる安心の感覚です。

特別支援教育のエキスパート、上野一彦先生のことばに「私たちの教え方で学べない子にはその子の学び方で教えよう」とあります。教えるこちらの想いや工夫で子どもたちは伸びるのだと信じ自分磨きに努める日々です。

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