「今はただ一つの道しかない、それは前進だ、おそらくは試練と苦難とを通しての前進であろう、けれども前進だ」ノルウェーの探検家フリチョフ・ナンセンの言葉です。少し難しいかもしれません。でも「一歩」前進することを想像したら今日やることが見えますね。アゴラはキミと共に「今日より明日へ」と前進します。

カナダから

遠くカナダで暮らす大地くんは、アゴラの「ことばの学校」をオンラインで週に1回受講しています。9月が来ると中学3年生。長い付き合いに感謝です。

授業では読書に加えて、短い随想を音読してもらっています。きょうは日本で初の女医となった「荻野吟子」。江戸末期から明治初期の人物で、時代の様々な抑圧の中を持ち前の「負けじ魂」で切り開いた女性の先駆けです。

大地くんに「これまでの人生であきらめそうになりながらも頑張ったことは何ですか?」と問いました。彼曰く「二つあります。そのうちの一つは、英語です。」と言葉を選びながら「日本にいるときは得意だと思っていたのに、カナダでは難しかった。」というのです。

どんなに不安だったことでしょう。でも「今は平気」と。友だちもできたようです。先日は5泊でキャンプに行きました。保護者がボランティアで片道12時間の道のりを運転し引率して下さったそうです。「カナダ人のボランティア精神には感動します」と大地くんのお母さま。

言語はもちろん文化も風習も違う土地でスケートボードと出会い、人として成長する日々。キミに幸あれと心より祈ります。

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