「今はただ一つの道しかない、それは前進だ、おそらくは試練と苦難とを通しての前進であろう、けれども前進だ」ノルウェーの探検家フリチョフ・ナンセンの言葉です。少し難しいかもしれません。でも「一歩」前進することを想像したら今日やることが見えますね。アゴラはキミと共に「今日より明日へ」と前進します。

漢検、実施しました。

2023年度第2回の漢字検定を実施しました。

受検者、総勢14名。猛暑の中コツコツ勉強して本日に至りました。

みんな、ご苦労様!その努力は合否に関わらず、あなたの身を飾ります。

中でも、Yくんのラストスパートには拍手を送りたいです。

取り組み初期、ワークの答えの欄はほとんど空欄でした。分からない問題のオンパレードでした。

分からないとおもしろくありません。やる気も起きません。当然です。

しかし、昨年と同じ情けなさを味わいたくなかったのだと思います。彼はぼちぼちと進み始めました。実は1年前、申し込んだ漢検を検定の当日、「忘れた」と言って受けなかったのです。バレバレの敵前逃亡。誰が知らなくても自らは知っています。今年、申し込むに際しては、勇気の要ったことだと思います。

リベンジを期したYくん。改めて思い知る力のなさ。その様子を見て、私はとことん付き合おうと決めました。1ステップずつ、ほめながら共に前へ。繰り返しの中で、できる問題が水かさを増すようにページを埋めていったのです。2週間ほどの展開でしたた。自信を得て爽快な気分。「も少しやります」と脳もフル回転して、とうとう問題集1冊をやり遂げました。「やったー」「えらいね!」言葉少なに彼は静かに笑っていました。

本日の本番。ジャージ姿の彼はいつもと変わりません。いや、いつもと変わっていました。先ず反応が違いました。自らの弱さに打ち勝った自信がそうさせたのでしょう。

漢検の結果は1か月後。出来れば合格していてほしい。一緒に喜び合いたいです。。欲張りでしょうか。

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