来年中学校に上がるHくんのお母さまから伺いました。
明4月に中学1年生になる支援級希望の生徒が20名に届いているとのこと。
彼が在籍している小学校の現在のクラスも最初は2~3人から始まって、今はその倍。「だんだんと増える傾向ですよね」「やはり、通常級ではついていけないのでしょうか」「ムリをさせないという親御さんが増えてきたのかも」と首を傾げておられました。
文科省より、公立の小中通常学級に発達障害の可能性のある児童生徒が8.8%いることが先ごろ発表されました。10年前の調査から2.3㌽増え35人学級なら3人の割合になります。発達障害の認知が高まり、教育現場の対応もキメの細かさが求められます。
当然のようにアゴラにも診断を受けたメンバーに限らず、配慮の必要な子どもがいます。「やればできる」という単調な見方だけでは不十分です。何よりもその将来を考えると、どのコースが本人にとって幸せなのか、あるいは何が必要なのか、整えてあげられるのか、時に無力感に苛まれながら1人ひとりと向き合っています。