「今はただ一つの道しかない、それは前進だ、おそらくは試練と苦難とを通しての前進であろう、けれども前進だ」ノルウェーの探検家フリチョフ・ナンセンの言葉です。少し難しいかもしれません。でも「一歩」前進することを想像したら今日やることが見えますね。アゴラはキミと共に「今日より明日へ」と前進します。

将来は・・・

来たる5月23(日)に英語検定を実施します。

先日、3級にチャレンジする中学3年生のK君の勉強を見ていた時のことです。

3級の筆記試験には4択の文法問題の後、英作文があります。

簡単な質問に自分の考えを32語程度の英文で表現するというものです。

慣れてしまえば難しくはありません。

その日は   “Do you want to study abroad in the future?”  という問題でした。

(あなたは将来、外国で勉強したいと思いますか?)

彼の答えは  “No, I don’t.”

その理由として、おばあちゃんの面倒を見たいので遠い外国ではなく日本で勉強したい、というものでした。

私は感動しました。

彼は事情があって幼少よりおばあ様と2人暮しです。今に至るまで様々な山や川がありました。言葉少ない普段の彼からは胸中の有り様は見えません。しかし孫育ての苦労はしっかり届いていたのです。

”Because I want to take care of my grandmother in the future.” (なぜならボクは将来、おばあちゃんの面倒をみたいからです。)

よく書けました!

彼の想いを繋げたく翌日おばあ様にお電話したのでした。

子どもたちの最新記事8件