伝えたい思いの溢れるセミナーに参加しました。
講師の、日頃の研さんと人間味が90分を飽きることなくリードしてくれました。
心に残ったメッセージは問題を「ちゃんと読め」。
指摘されたのは、大学入試共通テストにおける複線型読解(複数の資料を並行して読み進める)力を要求する問題の割合が激増しているという現実です。
当然、高校入試にもそうした傾向が影響を与えます。
例えば、通常の読解問題では、文章を前から後ろに読み進めればよい訳ですが(単線型読解)、資料読み取り問題にあっては文章と図表・グラフを並行して読む必要があります。
これは、国語に限らず、理科や社会、数学にも及びます。
最終的には「読解力」の勝負。そのためにも「ちゃんと読め」になるわけです。
アゴラでは出口汪先生の「論理エンジン」を使用して、文章を分析的に学んでいますが、先進かつ的確な
学びであることを再確認しました。