5月・6月は定期テストのシーズンです。
生徒たちは、GWを過ぎた頃からいよいよ本気モード。勉強にも拍車が掛かります。
ところで、成績評価の要素の筆頭はずっと「関心・意欲・態度」でした。
しかし、今回の新学習指導要領により、事情が変わります。
どういうことでしょうか。
以前、アゴラを訪問下さった埼玉県の友塾・スパ―ク個別指導学院の木村先生が分かり易く説明して下さっています。ブログを抜粋・引用させて頂きます。
これまでは
1 「関心・意欲・態度」
2 「思考・判断・表現」
3 「技能」
4 「知識・理解」でしたが
今回からは、3観点になり、優先順位も変わっています。
1 「知識・技能」
2 「思考・判断・表現」
3 「主体的に学習に取り組む態度」
つまり、これまでのゆとり教育の象徴のような「関心・意欲・態度」の重要性が大幅に後退した、と見て良いと思います。
では、何が重要かと言えば、当然のことながら一番上に来ている項目です。
「知識・技能」
要するに、学力だよ! と言ってしまっていいかと思います。
まあ、2番の「思考・判断・表現」も学力ですよね。
今まで以上に、学校の定期テストの得点で評定が決まることになります。
これまでのように、テスト結果が悪くても、授業中の挙手などの積極的な姿勢や提出物などで救ってもらう・・・ということが難しくなるでしょう。
私個人は「関心・意欲・態度」などという曖昧で、先生の主観的なもので評定がきまるよりも、テスト結果という客観性のあるものでフェアに決まる形の方が望ましいと思います。
そもそも、先生にどう見られるかを気にして授業を受けるなんて、やはり生き方としても健全ではないですよね。
誰が見ても納得できるのは、「テスト結果で評定が決まること」 これしかないと思います。
ノート提出よりも、中間・期末テストの点数の方が大事。
ようやく、健全な時代に入ると言えるのかもしれませんね。
なるほど。そうなんですね。
「何のために学ぶのか」「誰のために学ぶのか」、根本を外しては残念なことになります。